【オンラインセミナー】第11回 Abaqus技術講座
第11回Abaqus技術講座では、Abaqusユーザーの皆様に向けて、構造解析の最新技術や実務に役立つ活用ノウハウをご紹介します。基調講演では、九州大学の浅井光輝教授をお招きし、SciML(Scientific Machine Learning)の可能性と限界、CAE技術者が機械学習とどのように向き合うべきかを解説いただきます。さらに、電磁構造連成解析や座屈解析、接触解析の実践的な活用方法に加え、構造解析業務におけるAI活用の最新動向もご紹介します。Abaqusをより効果的に活用するための知識と、今後の解析業務に役立つ最新情報をお届けします。
概要
| 開催日 | 2026年 8月 27日(木) |
|---|---|
| 時間 | 11:00 - 16:50 |
| 開催方式 | オンライン(ZOOMセミナー) |
| 参加費 | 無料 |
| 主催 | 株式会社CAEソリューションズ(弊社) |
| 申込条件 | ※申込締切:セミナー前日12:00まで ※競合・同業他社、個人のお客様、フリーメールアドレスのお客様はお断りさせていただく場合があります。 ※お申込みいただいた後、セミナー1週間前~前日の間にセミナー参加用URLをご案内いたします。 |
プログラム
11:00 - 11:55│基調講演
CAE技術者は機械学習とどう付き合うべきか ― SciMLブームの光と影 ―
モノづくりの現場において、CAEは今や不可欠な技術となっている。トポロジー最適化によって計算機が新たな構造形態を創成し、その形状をそのまま3Dプリンタで造形できる時代になった。一方で、CAEに対する要求も年々高度化しており、より複雑な物理現象の解析や高解像度な3次元シミュレーションが求められるようになった。その結果、計算コストは増加の一途をたどっている。
同時に、近年は生成AIに代表される機械学習(Machine Learning: ML)の進歩が著しく、物理シミュレーションを機械学習によって代替・高速化しようとするScientific Machine Learning(SciML)が大きな注目を集めている。
本講演では、「機械学習によって従来のCAEソルバーを完全に置き換えることができる」といった極端な議論ではなく、現時点において機械学習をどのように補助的かつ実用的に活用すべきかについて、具体的な事例を交えながら紹介する。また、この分野で機械学習を有効に活用するためには、背後にある連続体力学や計算力学の知見をいかに事前知識として取り込むかが重要であるという講演者の考えを述べる。
具体例として、これまで多くの人的コストを必要としてきたプリプロセス(3次元モデリング)の自動化に活用可能なフォトグラメトリ(Photogrammetry)技術や、数値ソルバーの代替手法として注目されているPhysics-Informed Neural Networks(PINNs)について、その可能性と限界を含めて解説する。

九州大学 工学研究院 附属アジア防災研究センター
教授 浅井 光輝 氏
13:15 - 13:45│
SIMULIAの電磁界解析ソリューションのCST Studio Suiteの概要とその適応事例
高度化する電子デバイス,その製品のライフサイクルの短縮化に伴う開発スピードの向上が求められる一方でコンプライアンスの準拠や規格の適合も求められています.その中で,電磁界解析を使用した設計は非常に重要な役割を担っています.本講演では,ダッソー・システムズの電磁界解析ソリューションであるCST Studio Suiteの簡単な概要を紹介し,様々な産業でどのように適用されているか事例紹介を行います.


ダッソー・システムズ株式会社 技術本部
SIMULIA Technical Leader Industry Process Consultant Senior Specialist 大森 寛康 氏
13:55 - 14:25│
CST×Abaqusによる電磁構造連成解析
CST Studio Suiteによる静磁場解析とAbaqusによる構造解析を連携した電磁構造連成解析をご紹介します。CSTで算出した電磁力をAbaqusへ受け渡し、コイルに発生する変形や応力を評価する解析フローを解説します。また、電磁場解析と構造解析を組み合わせた設計・評価手法や、その活用メリットについてもご紹介します。

14:35 - 15:05│
Abaqusによる座屈問題の解き方
Abaqusによる座屈解析の実践的な進め方をご紹介します。線形座屈解析、非線形座屈解析、および各種安定化手法の特徴や適用場面を整理し、解析事例を通じて理解を深めます。設計・評価業務で座屈解析を活用するための知識とノウハウを習得いただけます。

15:15 - 15:55│
Abaqus接触解析のトラブルシュート ― 勘所と実践ヒント
製品開発において接触解析は重要な役割を担っており、Abaqusはその高度な機能から長年にわたり多くの現場で利用されてきました。
一方で、習熟していないと接触解析でトラブルが発生した際に戸惑う場面も少なくありません。
本セッションでは、接触解析を効果的かつ安定して活用するために有用な勘所や考え方、設定上のポイントを、実務経験に基づく実践的なヒントとして分かりやすくご紹介します。


ダッソー・システムズ株式会社
SIMULIA Structures Industry Process Consultant Senior Specialist 見寄 明男 氏
16:05 - 16:50│
構造解析業務へのAI利用に向けて:現状の課題とその解決への取り組み
構造解析業務におけるAI活用の現状と今後の展望についてご紹介します。流体解析分野と比較して事例が限られる中、構造解析においてAIがどのような役割を担う可能性があるのかを解説します。また、今後の取り組みの方向性や実用化までのスケジュール感に加え、当社が取り組むAI活用支援サービスや検証事例についてもご紹介します。
