SOLIDWORKSは毎年最新バージョンをリリースしており
設計の生産性を向上させることに重点を置いた機能強化・操作性改善を行っています。
SOLIDWORKS Simulationにおける新機能をご紹介します。
◆ SOLIDWORKS Simulation 2026 新機能
SOLIDWORKS Simulation 2026では、新機能とUI 改善で操作性と評価性が飛躍的に向上しました。
詳細はメーカーサイトでご確認いただけます。(SOLIDWORKS Simulation - 2026 - SOLIDWORKS Design ヘルプ)
梁要素への合計荷重の適用
- 梁ボディに対する力の適用が、より柔軟になりました。
- このリリースでは、力/トルク(Force/Torque)PropertyManager で合計(Total)オプションを選択することで、複数の梁ボディに、長さに比例した力荷重を分布できます。
以前のリリースでは、デフォルトオプションのアイテム毎(Per item)でしか、荷重を梁ボディに適用できませんでした。
正の座屈荷重のみ抽出
- 座屈解析スタディの実行に使用するモデルの正の座屈係数とモードのみを抽出できます。
- 正の座屈荷重係数のみを抽出(Extract positive buckling factors only)オプションは、座屈解析のオプション設定(Buckling Study Properties)ダイアログボックスから使用できます。
- 正の座屈係数とモードのみを抽出するように選択すると、ソルバは自動(Automatic)オプションに切り替わります。SOLIDWORKS Simulation は、座屈シミュレーションによってソルバが計算可能な負の座屈係数と、それに関連するモードを報告しません。
- 本機能は、SOLIDWORKS Simulation Professional 以上のライセンスで利用できます
角度変形の結果を表示
- 指定した軸を基準にした角度変形結果を、度またはラジアン単位でプロットできます。
- 変位図プロット(Displacement plot) PropertyManager で、AR: 角回転(AR: AngularRotation)を表示(Display)で、軸を詳細設定オプション(Advanced Options)で選択します。
- 静解析スタディおよび非線形静解析スタディで使用できます。
- すべてのソリッド、シェル、または梁メッシュを使用するスタディのみで、角回転の表示がサポートされます。
混在メッシュスタディはサポートされません。非線形解析スタディに対する角回転の時刻歴プロットの作成はサポートされていません。
シェル要素へのリモート荷重/質量の適用
- リモート荷重およびリモート質量の分布結合の定型式では現在、シェルエッジがサポートされています。
- サポートとしてシェルエッジを選択すると、リモート荷重またはリモート質量はエッジの結合節点に分散されます。
以前のリリースでは、分布結合理論は面にしか使用できませんでした。
- 線形静解析スタディおよび関連する疲労解析、デザイン、圧力容器デザインスタディで使用できます。
非拘束ボディの検出が Simulation Standard に対応
- 「非拘束ボディの検出」機能が Simulation Standard で利用可能になりました
以前のリリースでは、SOLIDWORKS Simulation Professional および SOLIDWORKS Simulation Premium ライセンスでのみ使用可能でした。
分布結合のパフォーマンス向上
- 分布結合をサポートするコネクタを使用したシミュレーションスタディの解析時間が改善されました。
- Intel 直接スパースソルバでは、結合ファセット(サーフェス要素)の数の制限 800 を超えるモデルが解析できるようになりました。
以前のリリースでは、結合ファセット数に制限がありました。
- Intel 直接スパースソルバを使用し、分布結合型のコネクタを使用するモデルや多くの結合節点(ボルト、 ベアリング、リンクロッド結合など)を持つモデルでは、解析時間が短縮されます。
- FFEPlus ソルバでは、分布結合と多数の結合節点を備えたコネクタを使用して、 モデルの解析時間を短縮します。
不規則振動スタディピン結合力と周波数応答グラフを表示
- 線形動的不規則振動スタディで、せん断力、軸力、曲げ モーメント、トルクなどを含むピン結合力の抽出が可能です。
- 応答グラフ(Response Graph) をクリックして、周波数領域でのピンの力の応答グラフを生成します。
- 不規則振動スタディ時にピン結合に作用する力とモーメントを評価し、荷重分布をより正確に表現できます。
◆ SOLIDWORKS Simulation 2025
SOLIDWORKS Simulation 2025では、機能強化により解析業務をよりスピーディに行えます。
これらの機能はすべてのSOLIDWORKS Simulationユーザーが利用することが可能です。
詳細はメーカーサイトでご確認いただけます。(SOLIDWORKS Simulation - 2025 - SOLIDWORKS 新規機能)
「汎用的スプリング」結合機能
- 今までの「スプリング」機能より複雑な設定ができるようになりました。
- 「汎用的スプリング」ではローカル座標系を使用して、張力、圧縮、ねじれなどの最大で6つの剛性パラメータを適用することで、実挙動に合わせた効果が期待できます。
注)「汎用的スプリング」結合はSOLIDWORKS Simulation Professional以上のライセンスで使用できます。
メッシュ機能強化
- 相互作用タイプにおける「ボンド」のギャップ範囲で定義された精度が向上します。
- ソリッド‐ソリッド、シェル‐シェル、ソリッド‐シェルなど全てのボンド相互作用タイプで解の精度が向上します。
- 機能強化は、線形静解析、固有値、座屈、線形動解析、疲労、設計シナリオ、圧力容器のスタディで使用可能です。
時間短縮機能
- 「解析から他を除外」の機能が追加されたことで、キープしたい部品のみを選択することができるようになり、大規模アセンブリを扱う際の時間が大幅に短縮されます。
- メッシュの内部処理の機能改善として、同一部品のメッシュ編集を行う際、中間節点の位置を再利用します。
- 複数の同一部品を含むアセンブリのメッシュを作成する際に、ブレンド曲率ベースのメッシャーの時間が大幅に短縮されます。
◆ SOLIDWORKS Simulation 2024
SOLIDWORKS Simulation 2024では、機能強化により解析業務をよりスピーディに行えます。
これらの機能はすべてのSOLIDWORKS Simulationユーザーが利用することが可能です。
詳細はメーカーサイトでご確認いただけます。(SOLIDWORKS Simulation - 2024 - SOLIDWORKS 新規機能)
モデルファイルの自動保存
- メッシュの作成後と解析の完了後に自動でデータを保存してくれるオプションです。
- 手動で保存コマンドをしなくても、データが保存されるようになりました。
スタディの複製時にメッシュと結果を除外
- シミュレーションスタディを複製する際に、メッシュデータと結果データを除外することを選択できるオプションが追加されました。
- メッシュを含むか、結果を含むかを選択することが可能になり、複数の仕様を検討する際、作業時間とデータ容量の節約が可能になります。
同一部品のメッシュ再利用による速度向上
- 複数の同一部品を含むアセンブリに対するブレンド曲率ベースのメッシュによるメッシュ分割時間が短縮されました。
- 同一部品をそれぞれ個別にメッシュ分割することなく、同じメッシュを再使用することで速度が向上します。
- 注意事項
メッシュの作成時間短縮は、ブレンド曲率ベースのみ
SOLIDWORKS Simulation Professional以上のライセンスに限ります。
Intel直接スパースソルバの速度向上(リモート変位/回転のみ)
- 分布結合を使用して、リモート変位、リモート回転を適用しているスタディに対しIntel直接スパースソルバで実行する際の解析時間が飛躍的に向上しました。
- 注意事項
反復ソルバを使用しても速度の向上はありませんが、2024からは分布結合拘束の結合節点に対してのロジックが改善されましたので、より正確な応力結果が表示できるようになる機能強化も実装されております。
2024からは従来の直接スパースソルバは廃止され、Intel直接スパースソルバのみとなりましたのでご注意ください。
ベアリング結合機能強化
- 新たに追加された結合タイプで、「分布」を選択できるようになりました。
- 従来はリジットかスプリングでしかシャフトとハウジング間の力の伝達を計算できませんでしたが、分布を選択できることにより、より現実的なシャフトとハウジングの応力と変位を検証することが可能となりました。
- さらに、傾き(チルト)の剛性とねじり剛性を入力できるようになり、高い精度が必要な精密機器、医療機器、ロボットアーム、ステアリングシステムなどのベアリング設計に役立てることができます。
非拘束ボディの検出機能の強化
- 拘束が不十分な部品を方向と共に表示してくれる機能に展開ボタンが追加されました。
- 結果をテキストとしてコピーすることも可能となり他の設計者との共有も容易になっています。
- アニメーション表示の高速化も進化しました。